みどりと凌を送った
先生が帰ってきた

『風呂にお湯入れるか』

先生は浴室に向かった

わたしは
ドキドキしていた

先生に何を話して
いいのかわからなくて

『はい。
夏海のジャージ。
約束してたからな。
買っておいたよ』

先生のジャージと
お揃いのジャージだった

『ありがとう、先生』

『夏海、何か変だぞ?
どうした?』

『うんん。
何でもないよ』

緊張のあまり、先生の
顔を見る事さえ
出来なくなっていた

『なんだよぉ』

そう言って、先生は
わたしの腰に手を回して先生のおでこと
わたしのおでこを
くっつけた

『ちょっと
緊張してるかも…』

『夏海、可愛いな』

先生はクスッと笑った

唇と唇を重ねた

だんだんキスが
激しくなってきて
先生の唇が
わたしの首筋に移動した

全身の力が抜ける

立っているのも
ようやくなほど

『続きは、お風呂に
入ってからな』

そう言って
軽くキスをした

先生のキスは
魔法みたいなんだ

わたしの心を支える魔法