わたしがそんな幸せの
絶頂にいた時
みどりには不幸が
起こった

電話越しに
号泣していたみどり

『先輩が…
ヒクッ、ヒクッ』

言葉になっていない

電話を切り、すぐに
凌に電話をした

わたし1人でみどりを
支える自信がなかった

こんなに弱い自分が
嫌になる

みどりはいつもわたしを支えてくれるのに

凌と途中で
待ち合わせをして
みどりのもとへ向かった

みどりは目を
真っ赤にして
わたしたちの顔を
見た途端、また
泣き出した

『何があったんだよ』

凌の問いかけにも
みどりはしゃべれない
状態だった