先生のジャージは
ブカブカだった

『これは
ありえないっしょ』

と手足を広げて見せた

先生は大笑いしながら

『今度お前のサイズも
買っとくよ』

と言って
お風呂に向かった

先生の部屋に1人

未だに現実を
信じられない自分

これが現実なのに

あまりにも急な展開に
目がまわりそうな
くらいなんだ

心臓はずっと
ドキドキしたまま

先生の何もかもが
わたしをドキドキさせる

『あー、気持ち
良かった』

先生がお風呂から
上がってきた

わたしが座る
ソファの隣に来て
タバコに火をつける

風呂上がりの
濡れ髪がまたかっこいい