『先生、わたし夢を
見てるみたい』

『夢じゃないよ。
ちゃんと現実だよ。
俺こそ夢みたいだよ』

テーブルではさっき
わたしが買った
キャンドルが揺れている

今の現実が嘘のような
気がしてならなかった

先生がわたしを
好きだなんて

もう終わったはずの
恋だったのに

先生は
始まったんだと言った

『お前に告白された時は戸惑いだけで、本当に
精一杯の言葉しか
出てこなかったんだ。
だけど、その後
お前の事が気になって。中学生を好きになる
なんてって自分に
ストップかけて
たんだけど
もう無理だった』

先生は照れながら言った

『先生の事
忘れようって思えば
思うほど、先生の
事しか考えられなくて。自分でも
どうしていいのか
わからなくて…』

『今でも、俺の事
好きでいてくれて
良かった』

気持ちが一つになった

大好きな先生と