梨由に別れを告げた日の授業中。
俺は屋上に居た。




授業なんて受ける気にもなれなかった。



「梨由………」




梨由が朝、泣いていた顔が脳裏に浮かぶ。




俺って何で人を傷つけてばっかりなんだろ。
でも……仕方ないんだ。