「北上君……何言ってるんですか??冗談ですよね??」




ごめんな……梨由。




「俺、昨日華と話してみてさー、やっぱり華のこと好きだって思ったんだよ。実はさ、梨由が噂で可愛いとか言われてたからさそんな、モテ女を堕としてみたくなって堕としただけだから、最初から恋愛感情とか一切なかったんだよ。」




俺を嫌いになってくれ、梨由。
俺は本当に最低な男だ。





「嘘……ですよね??」




「ほんとだし。もしかして、俺がお前のこと好きだとでも思ってた??自意識過剰だな。」





そして、梨由は涙をボロボロ零しながら、





「全部……遊びだったんですか??」





「あぁ、そうだけど??」





本当は、梨由が泣くところなんてみたくない。