夕日が山に隠れ初めた トラと私は静かにその光景を焼き付けるように見続けた じわじわと山に吸い込まれていくような光はとても暖かな色をしていた 「なぁ。最後までそばにいてくれてありがとう。」 完全に夕日が沈みきった直後にそう聞こえ私は隣を見た