家に帰るとお母さんと優姉がいた。



「あ、春夏おかえりー」


優姉はとっくのとうに支度を終わらせていた。


優姉は一緒の高校で、2つ上の3年生。


先輩であり我が姉である。


「春夏ーいまご飯作るから待ってて」


母の慌てた姿。


「ごめん、私コンビニ行って買ってきちゃったよ」


「あら、珍しいわね」

自分でも珍しいと思っている。