『いらっしゃいませー』


朝にもかかわらず結構人がいる。

時計を見ると6時10分。

おにぎり2つとサンドイッチを買って帰ろうかな??
優姉の分のサンドイッチも買ってあげよう。

レジに向かうと『ドンッ』と誰かにぶつかった。
床に落ちてしまったおにぎりとサンドイッチ・・・・。

「うっ・・・・ごめんなさい!!怪我ありませんでしたか??」


見上げて見ると、私が今日行く高校の制服を着た人だ。


「俺は大丈夫ですよ、それより品物が・・・」

「大丈夫ですよ、私慣れていますから」

私はササっとおにぎりとサンドイッチを拾うと

「いやいや、ぶつかったのは俺の責任なんで」

「いや、全然気にしてな・・・・」

喋ってる途中にも関わらずレジに向かってしまった。