微妙な距離感

「七海、あんた…それでいいの?」
「うん、いいの。 
 一緒に過ごせるだけで。」

伊織は、この高校に入ってから出来た
唯一の親友。

可愛くて、勉強もできて、
運動神経も悪くは無くて。

それでいて、威張ったりしない。



すごく、優しい子なんだ。伊織は。