叶えたい恋




「あの
ちょっと待っててください。」

そう言って

急いで近くの水道水でハンカチを濡らして
イケメンさんのもとに戻った。


「肘怪我してるので
じっとしててください。」


そう言うと
イケメンさんは
自分の怪我にやっと気づいたようだった。

綺麗にしたあと
持っていた絆創膏を肘にはった。


よしっ!
消毒完了!


「もう 大丈夫です。」

といって、顔を上げると
予想外の距離に イケメンさんの顔が


うっわ!
イケメンさん、顔が整いすぎです!

思わず 見入っていると

「…あ~っと、
どうしたの?顔になんかついてるかな?」


イケメンさんが喋った。

その時 改めて自分の行動を思い起こす。


目の前には 困った顔をしたイケメンさんが
息が届きそうな距離に………



「ごめんなさいっ!!!」と
慌てて離れながら謝ると


ふわっと笑って

「いや、ありがとう。」


といってくれた、イケメンさん。


そして


「じゃあ。」

と軽く手をあげたあと
イケメンさんは
どこかへ 歩いていった。


わたしの心に
ドキドキを残して。