それから 暇な時間が出来ると 無意識のうちに いつのまにかあの公園に通うようになった。 キモイな俺。 女の子は いつも1人であのベンチに座っていた。 制服を見て 近くの高校の生徒だとわかった。 わかるのはただそれだけ。 セミがうるさい夏も 紅葉が始まった秋も 雪が積もった冬も いつも 同じ。 1人で あのベンチに座ってどこかを見ていた。 ただ ひとつだけ、 違うのは 初めて見た日以外 一度も 泣いていなかったこと。 ただ ベンチに座っているだけだった。