二年生でも捺香とは偶然同じクラスになれて。
二人で跳び上がって喜んだ。
まだ全然受験を意識してもないし毎月ライヴに参戦したりして、毎日が本当に楽しかった!
よく『学校内は最悪だけれど、私達のリアルはスッゴい充実してるよね♪』って二人で笑いあった。
『茜、絶対裏切らないでね?茜が私の事裏切ったら、私学校にも行けなくなるから!!』
この言葉は何回も聞かされた、捺香の口ぐせ。
その時の私は、目をキラキラさせながら話す捺香をこれっぽっちも疑わなかったんだ。
よくある話、この後私は捺香にあっさりと裏切られる事になる。
それはもうスッパリ、ポッキリとね。
そして三年生に……。
今の私が誕生した。
