「そうですね。色々ですよ。お嬢様にお仕えするに、必要のない情報でございます」と切り捨てた。 「わかんないわよ! お友達は? お酒飲んだりする?」 「ええ、そういう日もございます」 「えぇっ? 柏原なんかと、お酒飲んでくれるお友達がいるの? すごい意外! 性格悪いから絶対嫌われてるって思ってたのに!」 なんとも癪にさわる。 堪えろ。笑顔で応対。 俺は執事だ。