こちらの、意図をまるで察しないお嬢様は怪訝な顔で「そうかしら? 可愛いと思ったのに」と、その愛らしい唇を尖らせた。 奪うことだけなら簡単だろうな…… その後、顔型やここには書き表せないような奇抜な形のクッキーを焼く羽目となった。 次の日、お嬢様が学校へ行っている間に花や星の形をした型抜きを大量にインターネット注文したのだった。 これも、紫音家執事の仕事のうちだろう。 第8話へつづく