ああ、やっぱりよくわからない。
一先ず、露出が少なく、ピンク色と呼べるもの。 それが一番いい。
お嬢様の自室にあるソファの色目のような 淡いピンク色のサンドレスがついたものを手にした。
これだ! これしかない。
「こちらはいかがでしょう? お嬢様に一番よくお似合いのお色でございます」
拒否権はないぞ、もう水着選びなんて懲り懲りだ。これを買え。
「そうね……悪くないわね」
フィッティングルームの扉が閉まる。
「着てみる」
「かしこまりました、お嬢様」
南国へのバカンス。
意外な盲点に対処法を考えなけるば……男性教師は引率するのか? 現地では完全プライベートビーチを利用するのだろうか? 島は閉鎖できないのだろうか?



