「片方の靴を探して参ります。すぐに戻ります」 「うん、わかったわ」 裸足のシンデレラ。ガラスの靴は俺のもの。 二十四時の鐘が鳴り響く、ドレスを脱ぎ捨てたシンデレラは執事の腕の中で目を閉じた。 そして、夢をみる…… 解けぬ魔法があるならば、どうか俺の想いを消して欲しい。 腕の中のプリンセスに秘密のキスをした。 この唇の感触も消して欲しい。 どうせ、報われぬ恋だから………… プリンセス in エディンバラ the END