「怖い・・・?」



「自分が怖い。こんな力なんて

 なければいいのにってずっと思ってた」



「そんな・・・」



「・・・私、オーラを視るとき目が赤に

 変わるんだ。

 それを知られるのが嫌で・・・

 2人だけの秘密にしてもらってた」



赤い目で玲奈を視ながら言う



「・・・私が思ってること、わかる?」



「疑惑、安心、不安、そして・・・後悔」



「私、ずっと一緒にいたのに・・・

 全然知らなかった。ごめんね」



「・・・すぐには許せない。

 私は人を、信じられないから」



寂しく微笑んで、背中を向ける



「千里はいい人。それ以下でも以上

 でもない、かけがえのない人」



「・・・うん。美弥!今日・・・

 一緒に帰らない?」



「・・・帰ろっか!今日は千里たちが来て

 1か月の日だし、パーティーしよ!」



約束をして、教室を出る



1つ、問題解消