「・・・君は智樹の何を知ってる?

 何を見てるの?」



「何って・・・」



「美弥の方が、智樹のことを理解している

 美弥を見習ったら?」



そう言って出ていく千里君



「・・・どうして、美弥ばかり見るの・・・?」



私は、そう呟くことしか出来なかった




いつからだろう



みんなの関係が壊れたのは






とても苦しく

残酷な道に進み始めたのは






何度考えても



その答えはなく





ただ、もがき続ける



3人が

別々の道を歩み始めた




たどりつくのは・・・

天国か、地獄か―。