☆知り合い  美弥side



「お~い。美弥!」



もうすぐ私の休みになる頃



聞き覚えのあるあの声が聞こえた



「・・・奏多さん」



「人気者だな!」



「・・・そんなんじゃない」



私服姿の奏多さん

カッコいい・・・



「今から休み?」



「うん。そうだよ」



「じゃあ俺と一緒に回るか?」



「うん」



差し出された手を握る



「じゃ、川下借りるから」



近くにいた子に言う奏多さん



「は、はい!」



「ほら美弥、早く行こう?」



私は奏多さんと一緒に校舎を回ることにした―。