もしもあの時…


出会いわまだ皆の名前を覚えてなくて、
おはよーなんてニコニコしてて
誰もが新しい生活に花を咲かしている、
そんな平和な4月の事。

『柏木さん。次移動だよ!』

「え。あぁうん!ありがとぅ」

ははは。教えてもらっちゃった。
どーしよ。誰と行こうかなぁ。

って。え?

もう…教室にわ誰もいない。

まさか。あたしって。孤立ギミ?
出遅れちゃったな。

「最悪」

思わず口にしたとき。

【なにが最悪だって?】
うげっ
こいつ。あれ。誰だっけ。

【ははっ。さぼろーよ】
「なにいってんの?」
【俺の名前わかんないオシオキ】

そういって笑う彼。に少しドキドキしてしまう自分


「なっ!まだ入学したばっかだもん」

【俺わかるよ。柏木聖愛ちゃん。】

あ!いい忘れてたけど
あたしの名前柏木聖愛(カシワギセイラ)
だからね。
【俺はねー。大内綾斗(オオウチアヤト)】
キーンコーンカーンコーン♪♪

「ほらなっちやった」
なんでこの学校ってこんな広いの?
最悪だし。

「遅れてスイマセン!」

{遅いなにしてたの?}

「え。み道に迷いました。」

{まぁ。いいわ。4人班作ったから余ってるとこ入りなさい}

えっとぉ
《聖愛ちゃん。ココ空いてるよ》

「ありがとぅ。」