足音が深夜の廊下に響く。

闇の中、輝くのは黒曜の瞳。

常識の範疇を超えた存在、影という生命体が餌を求めて蠢く学園内。

しかしその黒曜の瞳に恐れは些かも感じられない。

活力に満ち溢れた瞳。

闇の中にあって、その瞳は寧ろ輝きを増すかのようであった。