天神学園高等部の奇怪な面々24

「う…」

額に手を当て、エンリィはわざとらしい目眩の演技を見せる。

「少し魔力を使いすぎたか…召喚には膨大な魔力を必要とする…流石の僕も、こんな激しいバトルは久し振りですからね…まさに紙一重…命懸けの戦いでした…」

いやいや、お前何もやってないじゃん。

何かそれっぽい技名口走ってハッタリかましてただけじゃん。