「まぁまぁ…いいじゃないですか…バルナ先生…」

ショボくれる花音、暗子、反省の色のないエンリィ、真摯に説教を受け止める善、そして反省どころか今だ棺桶の中で爆睡中の柩。

それぞれの反応を見ながら、小岩井がバルナを宥める。

「何事もなかった事ですし…事態は収拾したのですし…そのくらいで…」

「小岩井さんは甘すぎます!こういう時にはしっかりと指導しておかないと、そうでなくても天神学園の生徒は校則を校則と思っていない節が…!」

多少丸くなったといっても、そこはそれ、バルナは武闘派教師陣の中では厳しい方だ。

お説教は続く。