その日、初めて彼が私が通っている女子高から近くの高校に通っていることを知った。 その日は特になんともなく別れたが、それからときどき、私はまた彼と会えることを心のどこかで期待をし、徒歩で通学し、そのルートで帰ったりした。 月に1、2回は彼と会うことができた。 彼と一緒に歩くことが、私の恋愛の始まりだった。