ほんのりゼリー


( ん… !!? )


温かい…


これは… 手?



「 痛… !! 」


急に起きたせいか
頭がズキズキする



「よかった 目が覚めたんだな」



心配そうな声がした


「 えっ…? 」


私はまだ
目の前に誰が居て


私がどこにいて


何をしているのか



分かっていなかった


「本当に大丈夫か?」



「 … 海翔!?
なんで海翔がいるの?」


私の頭はパニクっていて何が起きているのか
全く分からなかった



増してや
泣きながら逃げてきた
ばかりだ



一緒にいることすら
不思議でしょうがない



「何も覚えてないのか? 入学式が終わった後咲が俺に打つかったんだ
その後 倒れて 今保健室にいるってこと。
大体分かったか?」



そうだったんだ


…ってことは
入学早々かなり目立ったって事だよね!?



あぁー…最悪



「 咲? 」


「 あっ、ごめん
うん分かった それよりごめんね その今のとさっきの…」