道化師は笑う[BL注意]

「マリアちゃん。その傷は??」

「あっ・・・あのね・・・」

少女は急いで傷を隠すと、道化師から距離をとった。

「これね、パパが、いらない子だって、いっぱい叩いてきたの・・・」

傷を隠しながら、道化師に笑いかけて少女がいう。

「でもね、パパはちゃんとごめんねって言ってくれるから、だいすきなの!!」

何処か嬉しそうに言う。

「そうか・・・明日もまた来てくれるのかい??」

「うん!!だんちょーさんがいつでもおいでって!!」


道化師はそれ以上傷には触れずに、少女との会話を楽しんだ。


道化師はこの上ない幸せを感じていた。

少女も楽しそうに一日を過ごした。