その直後。

道化師は投げたピンを受け取らず、ピンは道化師の頭に当たり、道化師はいかにもとでも言うようにその場で一回転した。



『あはははははははは!!!』


客から笑い声が上がる。

「次は何をさせましょう?綱渡りですか??それとも玉乗り?猛獣との戯れさせる?」


どれも危険なもの。でもこの道化師にはそれが出来た。


「では、すべて行わさせましょう!」

そういって道化師が登ったのは、綱渡りようの梯子。

道化師は上まで上ると、何も持たずに縄の上に出た。

そして・・・


『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!』

道化師は縄に足でぶら下がったり、縄の上でジャグリングしたりと危険なものを選んで披露した。


悲鳴が上がったり、楽しむ声が聞こえたり・・・


その日一番の盛り上がりを見せる。