道化師は笑う[BL注意]

「大丈夫??」

少女が尋ねるが、

「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」

道化師は微笑んで、少女からゆっくり離れた。


「なんで離れるの・・?」

少女の瞳から大粒の涙がながれる。

「ヒロ兄は私がまもるもん・・・離れ無いでよ・・お兄ちゃん」

「ごめんね。明日は俺も出るんだ。見てね??」



道化師は無理に笑って少女にいった。

「うん・・・」


頷いた少女の顔はどこか悲しそうだった。