道化師は笑う[BL注意]

『危ない!!』


客から声があがった。



道化師目掛けて、上から鉄パイプが降ってきたのだ。


危なかったが、道化師はピンを使って、全てを避けた。


『はぁ・・・・・』


客に安堵の表情が広がる。

「さぁ、本日はこれで終了。皆様、楽しんでいただけましたでしょうか??」


『楽しかった〜!!!!!』


観客席から、まだ幼い子供の声があがった。


大人達がそれをみて笑う。


「それはよかった。明日も同じ時間に行います。もう飽きてるかもしれませんが、またの入場をお待ちしております」

団長がそこまでいうと、客達は席を達、出入口に向かった。