その様子があんまり、可愛いくて、見とれてたんだ。



俺にぶつかってこけてるのに、心配することさえ忘れて――。


大丈夫?そう聞くのをやっと思い出したとき


「ゴメンなさい!!」

そう言って、また走っていってしまった。