「じゃあ、オレのがお兄さんだ。」
は??
いきなりあいつは変なことを言い出した。
「なんでそーなんのよ。あたしたち同級生じゃなかったっけ??」
「ぷっ(笑)お前バカ?」
…カチンッ。
あんたにバカって言われたくないし!
あたしはびみょうに怒りをおさえながら、さっきの意味を聞いた。
「バカじゃないから。で、なんであんたがあたしより年上なのよ?」
あいつは「ぜったいバカだろ。」とわらいながら、答えた。
「オレの名前ハルだろ?だからナツメよりオレのがお兄さんなの。」
そーやって胸を張って言った。
意味がさっぱりわからない。
なんであいつの名前がハルってだけであたしよりお兄さんなんだろ?
「意味わかんないんだけど?」
このとき聞いたあたしがバカだった。
「えー!わかんないの?!季節だよ、季節!」
水瀬は目をまん丸くしてあたしに言った。
水瀬って目でっかいんだなー。
じゃなくて、、季節って言われてもなぁ。
「椎名ちゃんはわかる?」
「えっ。そんなんすぐわかるに決まっとるやん。」
椎名ちゃんは即答した。
え…。
もしかしてあたしだけわかってないの?
あたしはいつも以上に頭を働かせたがまったくわからない。
なんで2人ともわかるんだろう。
あたしの頭の上にはおそらく?マークがたくさん浮いてるんだろう。
「ねぇ、水瀬。どーゆー意味なの?」
どれだけ考えてもわからなかったあたしは水瀬に意味を詳しく聞いた。
「だーかーらー。2人とも名前に季節が入ってんだよ。そんで、オレが春でお前が夏。季節だと春のほうが早くくるからオレのがお兄さんってわけ。」
そーゆうことだったのか。
最初からちゃんと説明してくれたらよかったのに。
「そっかぁ。やっとわかった。」
「ナツメちゃんてアホなんやな(笑)」
椎名ちゃんは笑いながらあたしにそう言った。
うっ…。
椎名ちゃんに悪気はないんだろうけど、ちょっとショック…。
水瀬は同類っぽいからバカっていわれたらムカついて言い返してやるけど、椎名ちゃんは全体的にかしこそうだからなにも言い返せない。


