「ずっと、本音を隠して、お前の事を妹みたいに扱って来た…だけどもう限界だ」

「え…?」

「そんな化粧とか可愛い格好とかしやがって…他の男に見せる気かよ?」


「え?え?」



目の前で怒ったようにいう舜ちゃんの言葉に頭がまた混乱する。



「俺が何年も我慢して来たのに他の男に持ってかれるなんて許せねぇ…」

「ひゃっ…!」


溢れたままのの涙を舌ですくわれて、自分の顔が真っ赤に染まったのが分かった。


「舜ちゃん!何で…っ」

「…何で?決まってんだろ。お前が好きだからだよ」

「!!嘘…!!」


「嘘じゃねぇ。ガキの頃から、ずっと好きだった。だけど、お前が幼なじみだから、俺の側に兄貴みたいな感じで安心して居るのかと思ったらそれも有りかと思った。
いや…思うようにしてた。」



どういう事…?

まさか、舜ちゃんも私と同じ気持ちで…?


半信半疑の、喜びより驚きが勝るような気持ちで、舜ちゃんを見つめる。