玄関を出た私はとぼとぼ歩いていきます。



大通りに出ると謎の男の声。





「ねえねえ!」





誰か美人がナンパにあっているようです。



災難ですね・・・。





「ねえってば!!」





その美人さんはナンパ男を無視しているようです。



賢明ですね!





「ねえ!三つ編みのキミ!」





三つ編みですかー・・・。



美人さん、奇遇ですね!



私も三つ編みですよ!





「ねーぇ!!!」





「ひぅっ!」





誰かに突然肩を叩かれます。



そのせいで普段の私からは考えられない変な声。



「何回無視すんのさ!!」



え!?



ナンパされていたのは私だったのですか!?