「おい……」 ドアから鳳くんが姿を現した。 「きゃあ!!」 みんなが叫んで後ずさる。 「おい、あんた。」 「え…私?」 鳳くんが私を見下ろしながら呼んだ。 「これ、あんたのだろ?」 そう言うと、私の手のひらに何かをのせた。 チャラッ…