「鳳くん!」 トクンッ… 突然聞こえた、愛しい女の声と可愛らしい足音に、また心臓が跳ねる。 いちいち反応する自分は、心底りまに惚れてるんだとまたもや実感した。 瞑ってた目を開けて顔を上げれば、少し目を見開いて頬を赤くしたりまと目が合った。 ………くそっ、何でいちいちそんなに可愛いんだよ。 小さく微笑む君に、また心臓が跳ねた。