授業終了の合図に、チャイムが鳴る。


「……よしっ、行くか!!」


俺は勢いよく起き上がると、あぐらをかいた自分の両膝をバシッと叩いた。

屋上の扉を開け、階段を降りる。

廊下は学校の連中で溢れかえってた。