「……会いたいな…」

また、小さく呟いた。

頬杖をついてない方の手で、ノートに人差し指を滑らせる。



あ い た い



書いても、呟いても。
君の耳には届かない。
伝わらない。



す き


書いても白いノート。


「はー…苦しいな。」



伝えたいのに、伝える勇気は私にはない。