そんなことを話していると……

「りま、茉智!!」
「あ、噂をすれば…」
「……こ、幸平…」

幸平が扉から姿を現し、私は思わず俯いた。

「りま。」
「あ、龍雅!」
「…菅原、どうしたんだ?顔が真っ赤だが……」
「何でもないわよ!!」

鳳にまでそう言われて、ついキツく返してしまったけど、何だか恥ずかしくて、自分の席に戻って頬杖をついた。
まだ顔が熱かった。

「何や、どうしたんや?」

幸平がそう言うと、私に視線を向けた…けど、見れないから微妙。

「あ……」
「ん?どうしたんや、りま。」
「う、ううん!何でもない!!」

りまは何かに気づいたように声をあげると、その後何か考えてるみたいだった。