「……ちょっと、いつまでそんな所に突っ立ってんのよ。」
「あ?」
「あ?じゃないわよ!さっきの授業出れなかったんだから、次は出なきゃでしょ!それに、あんたがそこにいたら邪魔で通れないじゃない!!」
「あ、そっか。」
「あ、そっか。って…ふざけんじゃないわよ!!いつまでもボケボケしてんじゃないわよ!!馬鹿!!」
「なぁあー!!そんなに言わんでもええやん!?」

そう言うと、俺の横を通り抜けて、

「ふん、ばーぁか!!」

と、言って舌を出すとニッと笑って茉智は走り出した。

「……馬鹿はそっちも一緒やろ。ったく、可愛すぎや…」


そう呟いて、茉智の後ろ姿を見つめた。


「今日はもう授業サボりますかなぁー。」

俺は再び屋上に戻って昼寝して、次の日に担任にこっぴどく叱られました。