2年のくせに生意気? 生意気もクソもあるか。 ぶつかっただけで、年下の女に手を出す連中にそんなことを言われる筋合いはない。 そんな小せぇ男に何も言われたくねぇな。 「男として小せぇんだよ。」 気だるくて両手をポケットに突っ込んだまま睨んで言うと、2人が俺に殴りかかってきた。 俺は黙ったまま、2人を睨んで立っていた。 こんな小せぇ奴に、誰かを殴る勇気なんてあんのか? 「あ、危ない…!!」 武宮が大きな声で叫んだ。