「よっしゃ、入るで!!」 ガラガラ… 鈍い音をたてて重い扉が開く。 狼が噛みつくような目付きで、龍が神崎を睨み付けていた。 「お前の相手は俺達だろうが!!よそ見してんじゃねぇ!!」 と大声をあげた1人が、木材の棒を龍目掛けて勢いよく降り下ろした。 「龍雅、危ない……!!」 ビュッ!! バキィイ!!