私のヒーロー=ヤンキー君☆



「もしもし、羽柴?」
『今、どこにおるんや!?』
「え、えっと…りまと別れる道…」
『わっからん!!何か近くにないんか!?』
「あ、コンビニがある!!」
『よっしゃ、今から行くから待ってろ!!』
「う…うん!」

私はコンビニで、羽柴が来るのを待った。


「……早く来て…羽柴ぁ……」


羽柴を待っている間、不安で仕方がなかった。
しばらくして、羽柴が走って来た。

「茉智!!」
「羽柴!!」

肩で息をする羽柴の顔は、真剣そのもので…

「りまをさらった奴等、どこに向かったかわかるか!?」
「わかんない…鳳は?」
「りまがさらわれたって聞いた瞬間に顔色変えて走って行きよったわ!まったく…どこに行ったんや…」