ゴミ箱に、クッキーを捨てようとした時やった。 「人の愛情を受け止めることのできないあんたは、可哀想な人間ね!!」 突然の言葉に、顔を上げた。 茉智が、俺を睨みながら立っていた。 茉智はそれ以上何も言わずに歩いて行った。 「…何で俺が怒られなあかんねん!くそっ!!」 クッキーをゴミ箱にぶちこんで、むしゃくさゃしながらも屋上に向かった。 授業なんかやってられっか!!