翌日、校長室に呼び出され俺に出された学校側からの処分は。
「悪いが、羽柴くん。君には退学してもらいますよ。」
退学やった。
母ちゃんには帰りが遅かったことと、退学くらったことで散々怒られたけど、『まぁ、無事で何よりだったからええわ!』と言って許してくれた。
ホンマ、頭が上がらんなぁ。
親父も、『元気があってええわ。』とか言って頭を撫でてくれた。
その時、決めたんや。
次に転校した学校では、一切問題を起こさないこと!!
「よっしゃ!気持ち切り替えるで!!」
「幸平!近所迷惑考えや!!」
「そ、そないに怒らんでもええやろ…」



