「……失せろ。あんたら見てると、胸くそ悪いんだよ。」 「なっ…‼︎」 「………失せろよ。」 低く、強く言って3人を睨み付ける鳳くん。 ものすごい気迫で、私の腕を掴んでいた1人もパッと手を離し、後ずさった。 「チッ…あんまり調子に乗ってると後で痛い目見るからな!!」 そう言うと、3人は走って行った。 「あっ……」 急に緊張感が解けたのと安心したのとで体の力が抜けて、バランスを崩して倒れそうになった。