「もう終わりかいなぁ?喧嘩売ってきたんはそっちやろ!?」 「くそっ…覚えてろや!!羽柴!!」 「けっ!忘れたるわ!!」 関西の廃工場で、俺は売られた喧嘩を買った。 ざっと数えて20人くらいおったやろか? まぁ、ええわ。 そんくらいの人数の暴走族をたった今片付けたところや。 「あー…停学か退学…退学覚悟しとくか!」 そう1人で言って工場を出た時には、すっかり夜になってて、星が綺麗に光っとった。 「うわ…母ちゃんに怒られる!」 俺は走って家に帰った。