「あぁ…でも、悪いけどあんたのことは恋愛対象として見れへんわ。」 「…はい、わかりました…」 そう言うと、女の子はその場から走っていってしまった。 「あ…オレンジジュース。」 取るのを忘れていたオレンジジュースを手に取って、教室に帰ろうとした。 まさか、あの愛想の良い羽柴があんな風に女の子を振るなんて思わなかった。 その時から、羽柴に少し嫌悪感を覚えていた。