ビックリしたように龍雅が私を見た。 何だか悔しくて、その仕返しと言うと、 「りま。」 龍雅に優しく名前を呼ばれた。 顔を上げて龍雅を見ると、ふわっと両頬を包まれた。 大きくて温かい、龍雅の手に心臓が跳ねる。 「好きだ。」 「………私も…」 どちらからともなく、目を閉じて。 互いの唇を重ねた。 甘くて、幸せで。 はじめての感覚に、少しクラッとした。