「君達は…」 「あっ、龍の友達です。」 「あの、龍雅は……」 先生は優しく笑うと、 「大丈夫、熱はまだ下がらないが、明日には帰れますよ。」 そう言った。 「良かったわぁ…」 「あ…ありがとうございます!」 「いえいえ。しかし、何があったのかな?君達も何故怪我をしてるんだい?」 「それは……」 私も茉智ちゃんも羽柴くんも、先生の質問にどう答えようか迷っていた。